2015年6月17日水曜日

今日のスペイン語(330)  ジョーク:経済困難と戦争

 何回か話題にしているように、現在ユーロ圏の抱える大きな問題はギリシャの債務と経済再建である。経済困難に直面する国が話題になる時、しばしば語られるジョークを思い出した。

(日本語)
 (○○国の)経済が壊滅寸前となった時のこと

 経済大臣が首相に:「解決策は対米戦争です。米国に負ければ(日本)のように物凄く経済発展します。」

 首相:「戦争をするのはいい考えだが、もし我々が勝ったらどうするんだ?」

 
(スペイン語)
 Cuando la economía de (nombre de un país) está a punto de caerse...
 
 El Ministro de Economía al Primer Ministro: "La mejor solución es declarar la guerra contra Estados Unidos. Perdemos la guerra y entramos en un tremendo desarrollo económico como lo hizo Japón."

A lo que contesta el Primer Ministro: "Eso de la guerra me parece buena idea. Pero, ¿si le ganamos?”

 
解説
 ○○国の国名には、その時々の世界経済を見渡して、いろいろな国の名前を入れて応用できそうだ。尤も、まさか米国が負ける訳のない(と考えられている)国でないと、ジョークではなく怖い話になってしまうので要注意。また、戦後の日本経済が大いに発展したのは確かだが、バブル崩壊後の停滞もあって、今ではちょっとジョークの効果が薄れているかもしれない。
 最近のEU経済を見ていると、「日本」の代わりに「ドイツ」とするのも理解されやすいかもしれない。
 さらに、経済大臣や首相のところに(VaroufakisとかTsiprasなど)固有名詞を入れると、一層面白くなるが、あまり刺激的にならないよう、外交的な配慮も必要である。

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