2015年6月9日火曜日

今日のスペイン語(328)  相対性理論

 今年は一般相対性理論100周年というニュースをよく聞く。相対性理論を説明するのは難しいが、その名は良く知られており、日常会話にもよく登場する単語である。説明を求められたら、次のジョークで切り返すのも手であろう。

(スペイン語)
Profesora: Dime, Jaimito, ¿cuántos son los mandamientos de la Ley de Dios?.
Jaimito: Los mandamientos son... Bueno, es relativo, profesor.
Profesora: ¿Cómo que es relativo?
Jaimito: Es relativo, porque si son para hombres son diez, pero si son para mujeres son nueve, porque las mujeres no pueden desear la mujer del prójimo, al menos que sean lesbianas.

(日本語訳)
先生:ハイミート、神様の戒めはいくつありますか?
ハイミート:戒め...先生、それは相対的です
先生:相対的だって?
ハイミート:男性にとっては10だけど、女性には9つです。だって、レズビアンでなきゃ「隣人の妻を欲する」ことはできないでしょ。だから相対的なんです。

 (解説)
1 相対性理論はスペイン語では“Teoría de la Relatividad”。

2 スペイン語の“relativo”は、(絶対的でなく)“相対的な“とか”~に関連するところの“という意味の、ごく普通の単語。尤も、「場合によるね」(”Depende“や”Según“)というべき時に、アインシュタインの相対性理論を念頭に置いて、この例文のように、ことさら難解に聞こえるような表現をするために使われることがある。

3 先生の質問した“los mandamientos de la Ley de Dios”とは、神がモーゼに授けた十戒(los Diez Mandamientos)のこと。ハイミート(スペインのジョークに頻出する悪ガキ)が引用した十戒の諌めは、“No desearás la mujer de tu prójimo.”ジョークの意味は自ずと明らかである。

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