2015年5月18日月曜日

今日のスペイン語(322)  国債の格付け

 ギリシャ経済支援とその前提となる財政再建策を巡って、依然としてせめぎ合いが続いているが、ギリシャ国債 の格付けに関する動きも注目されている。今日はムーディーズによるギリシャ国債格下げについてのニュースから。

 
(スペイン語)
 La agencia Moody's redujo el jueves la calificación crediticia de Grecia aún más dentro de la categoría basura, debido a la incertidumbre sobre si el endeudado país podrá alcanzar a tiempo un acuerdo con sus prestamistas internacionales para cumplir con próximos vencimientos de deuda.

Moody's dijo que rebajó la calificación soberana de Grecia a "Caa2", desde "Caa1", y asignó un panorama "negativo", reflejando que los riesgos sobre el equilibrio económico, financiero y político en el país tienen un "sesgo a la baja".http://lta.reuters.com/article/worldNews/idLTAKBN0NL00X20150430

(日本語訳)
 この木曜日にムーディーズは、ギリシャが次回の債務返済満期到来までに、世界の債権者と合意に達するかについて不安が残るため、同国の信用格付けを、ジャンク(ボンド)のカテゴリー内で更に引き下げた。

ムーディーズは、ギリシャの経済、財政、政治的均衡に対するリスクが“下方バイアス”を持つことから、同国のソブリン債格付けを、“Caa1”から“Caa2”に格下げ、格付け見通しは“ネガティヴ”と発表した。

 
(解説)
1 各国の国債や社債等の格付けをして投資家に情報提供するのが格付け機関。ムーデイーズ(Moody’s)の他、スタンダード・アンド・プアーズ(S&PStandard & Poor’s)、フィッチ(Fitch)が良く知られている。

2 機関により格付けの表現は異なるが、この記事に出て来るムーディーズでは、上から順に、AaaAa1Aa2Aa3A1A2A3 Baa1Baa2Baa3Ba1Ba2Ba3B1B2B3Caa1Caa2Caa3CaC

 今ギリシャのいるCaaの1~3は、「投機的で安全性が低いとみなされ、信用リスクが極めて高い債務に対する格付け」とされている。Ba1以下は、投資不適格と位置付けられており、これらを通例ジャンクボンド(英語のjunk bond。スペイン語でも文字通り“bono basura”)と呼んでいる。

3 また、現在の格付けとは別に、将来の見通しについて、positivo(ポシティヴ), estable(安定的), negativo(ネガティヴ)の3種類がある。

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