1 Plácido
1961年。スペイン映画の巨匠Luis García Berlanga監督の作品。Plácidoは主人公の名前。或るスペインの田舎で、金持ちが貧しい人を自宅のクリスマス・ディナーに招こうという気まぐれを思いつくが、貧しい主人公はそれどころではなく、商売道具のスクーター(motocarro)代金支払いに奔走せざるを得ない...。白黒映画だが、30年以上昔に観た場面が鮮明に記憶に残っている感動作品。
2 La Gran Familia
1962年。Fernando Palacios監督の作品。15人の子供達を抱える文字通り大家族の話。これも白黒。当時のスペインの人達の生活がよく伝わってくる。クリスマスになるとマドリードの大広場(La Plaza mayor)に出店が沢山現れてアメ横のようにごった返すが、そこで一番下の子供がいなくなってしまう... 。 物凄い人気作品で、その後30年近くにわたって続編が出され続けた。
3 La primera noche de mi vida
1998年。Miguel Albaladejo監督の作品。1999年の12月31日夜、大晦日を妊娠中の妻の両親宅で過ごそうとするカップルだが、義父の(少々悪意の)介入もあって、歯車がかみ合わなくなり、泥棒やら警官やら不法移民やら、種種雑多な人達が出てきて、話がますます込み入るというコメディー。
4 El día de la Bestia
1995年、Álex de la Iglesia監督の作品。当時は新進気鋭の、「一風変わった映画を撮る」監督として売り出していた頃。冒頭、教会内で神父が神に祈る場面から始まるが、いきなり「エグイ」。ほんわり暖かいクリスマス映画ではない。敢えてジャンル分けするとホラー・コメディ-か。こんな監督だが、スペイン映画芸術科学アカデミーの会長を務めたこともある、大物になってしまった。
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