2015年10月8日木曜日

今日のスペイン語(403) ジョーク 年代ものワイン

 ジョークのカテゴリーに、ウェイター・ジョークというのがある。レストランで客とウェイターが、すれ違いの会話をするものである。

(スペイン語)
Cliente: ¿De qué año es este vino?
Camarero: Déjeme ver la botella... Pues... del año 1815.
Cliente: ¿Es de hace 200 años?
Camarero: A ver...sí, claro. “casa fundada en 1815”.

日本語
「このワインは何年ものですか
ウェイター「ちょっとボトルを見せて。えーと  1815
200年ものですか!?」
ウェイター:「えーそうだよ、1815創業だってよ。」

(解説)
(1)何を隠そう、今日の噺はジョークでなく、マドリードの或る日本食レストランで本当にあった話。無愛想な年寄りのウェイターの、つっけんどんな喋り方が面白いので、有名な店だった。先月行ってみたが、懐かしのレストランはもう無かった。

(2)念のため解説すれば、客が驚いたのは、ワインの原料であるブドウの収穫年が1815年と理解したのに対して、無知なウェイターは、1815と書いてあるワイナリーの創業年をそのまま読んだだけだった、というお話。(なお、スペインなどの南欧諸国では、19世紀にできた由緒あるワイナリーというのは、そう珍しいものではない。)

(3)このウェイターとの間で、こんな会話もあったらしい。
 スペイン人の客:「隣のテーブルの日本人が食べてるのは美味しそうですね。同じものを下さい。」
 ウェイター:「あれは生の魚と納豆だ。あんたには無理だよ。カツレツ(escalope)にしておきな。」

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