2015年2月12日木曜日

今日のスペイン語(268)  建国記念の日

 2月11日は建国記念の日。今年は天気にも恵まれ、快晴の中、日の丸の赤と白、そして空の青さのコンビネーションが非常に美しかった。諸外国では独立記念日や革命記念日は多いが、他国からの独立や分離でない「国の創設」を祝うほど歴史のある国はそう多くないので、簡単な解説を作ってスペイン語に直してみた。


(日本語)
 2月11日は日本の「建国記念の日」である。初代の天皇である神武天皇が即位したのが西暦の紀元前660年の2月11日だったと言われていることから、1872年に祝日に定められた。

 第二次大戦後、占領当局である米国の指示により祝日から外されたが、圧倒的な国民の希望を背景として、1966年に復活した。

 毎年2月11日は国民の祝日であり、官公庁や多くの会社は休日となり、多くの家庭では日本の国旗を玄関に掲げる。

 なお、日本の一部のカレンダーには、この建国の年を初年とする年号が記されているものもある。それによると、今年は2675年(660+2015=2675)にあたる。


(スペイン語訳)
 El 11 de febrero en Japón es el "Día de la Fundación de la Nación". En 1872 se estableció esta fecha como día festivo porque se dice que la coronación del primer emperador Jinmu tuvo lugar el 11 de febrero del año 660 A.C.

 Después de la Segunda Guerra Mundial, Estados Unidos, autoridad de ocupación, prohibió la celebración de esta festividad, pero se reestableció en 1966 por deseo de la abrumadora mayoría del pueblo japonés.

Siendo día de fiesta nacional, tanto el gobierno central y los  locales como muchas compañías cierran, mientras en las puertas de las casas privadas ondea la bandera nacional.

A propósito, hay en Japón un calendario que empieza el mismo día de su fundación (año 660 A.C.), según el cual 2015 es el año japonés 2675 (660 + 2015 = 2675).

 
(解説)
 恥ずかしながら、最近まで日本語の正式名称が「建国記念日」でなく「建国記念の日」であることに、気がつかなかった。戦後GHQにより紀元節が廃止された後、これを復活せんとの動きがでてきた際、当初は「建国記念日」という名称が提案されたが、神武天皇の即位日等が歴史的に証明されていない等の議論があり、紆余曲折を経て結局、「建国記念日」とされた由である。重箱の隅をつつくような議論をすると、要するに、この日に建国されたということでは必ずしもなく、(いつのことだか特定はしないものの)日本という国が建国されたことを祝うという趣旨なのだそうだ。この記念日の復活に携わった方々は大変な苦労や説得をして、やっとこの名称で復活させたのであろうと推察するが、後の世代に生きる私としては、建国記念日で何が問題なのか、正直言ってピンとこない。敢えて、だらだらと長い説明をするようなすスペイン語訳にするのは、今や意味があるとは思われず、普通に訳した。

 

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