2015年2月25日水曜日

今日のスペイン語(275)  自動運転車

 最近よく話題になる自動運転車(またはロボットカー)。トヨタなどの自動車メーカーのみならず、グーグルまで参入してきて、将来が楽しみである。今日は基本的用語の出て来る文章を読んでみよう。

(スペイン語)
 El director del proyecto del Coche Autónomo de Google, adelantó que la compañía ha estado negociando con General Motors, Ford, Toyota, Daimler y Volkswagen para que participen en el proyecto. Según el director se espera un vehículo completamente autónomo listo para comercializarse en un plazo de cinco años.

Los coches autónomos suponen una gran transformación en la evolución del transporte. Permitirán extender la conducción a invidentes, ancianos y discapacitados, para quienes conducir es hoy en día una quimera.

(日本語訳)
 グーグル社の自動運転車プロジェクト・マネージャーは、ジェネラルモーターズ、フォード、トヨタ、ダイムラー及びフォルクスワーゲンと、このプロジェクトに参加するよう交渉してきたと発表した。同マネージャーによると、5年以内に、完全にな自動運転車の商品化準備が完了すると期待されている。

自動運転車は、交通の進化に大きな転換をもたらすであろう。(例えば)現在は視覚障害者、高齢者や障害者にとって運転するのは夢物語であるが、彼らにも運転する可能性が広がることになろう。

(解説
1 自動運転車は、スペイン語ではvehículo (またはcoche autónomoと呼ばれることが多い。coche automáticoはオートマ車の意味なので、「自律的に、自分の判断で運転してくれる」という意味を込めてautónomoなのだろう。尤も、今後普及していくにつれて一般的な呼び名は変わっていくのではないか。その昔、スペインでも流行っていた米国のテレビ番組に出て来た“coche fantástico”という方が、一定年齢以上のスペイン人には分かり易いかもしれない。

2 自動運転車であれば、運転手(というのだろうか?)は、行先を指定するだけで、あとは車がGPSで自らの位置を探り出し、レーダーやセンサーによって衝突を避け、アクセルやブレーキを使いこなして目的地に連れて行ってくれるので、上記にある高齢者等の便宜に加え、事故の減少、渋滞削減、CO2削減などの効果が期待されている。一方で、自動運転ならば飲酒運転しても、スマートフォンをいじっても、眠っていてもよいのか、システムが誤作動した際の対応ができるのか等、新たな問題も起きてくるようである。

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