2015年3月1日日曜日

今日のスペイン語(278)  消費者物価指数

 1月の消費者物価指数が発表されたが、消費税増税以外の要因による指数の増加は「僅か0.2%」という報道が見られる。消費者物価はいずれの国でも関心事なので話題になることが多い。関連の単語や表現を覚えておこう。

(日本語)
 2月27日、総務省は、1月の消費者物価指数を発表した。これによると、天候による値動きの大きい生鮮食品を除いた指数は、前年同月比で2.2%増、20か月連続の上昇となった。
 一方、日本銀行によれば、上昇率のうち、消費税率引き上げによる影響が2%程度。原油価格下落の影響もあり、上昇幅は縮小している。

(スペイン語訳)
 El 27 de febrero el Ministerio de Asuntos Internos y Comunicaciones, publicó el índice de enero de precios al consumidor(IPC). Este índice(que excluye los alimentos frescos que fluctúan por el clima) representa el aumento de un 2,2% comparando con el del mismo mes del año anterior. Ha aumentado 20 meses consecutivos.
 Por otra parte, según el Banco de Japón la subida del impuesto sobre el consumo ha contribuido alrededor del 2% al crecimiento del índice. Se estima que la bajada de los precios del petróleo ha afectado a la desaceleración del aumento del índice.

(解説)
1 消費者物価とは、全国の世帯が購入する財・サービス価格の変動を、基準となる年(現在のところ2010年)を100として指数値で表したもの。総務省の統計局が、毎月588品目の価格を全国市町村などで調査し、翌月の末に発表する。

2 消費者物価指数は“el índice de precios al consumidorだが、スペイン語圏の報道では、略語のIPCが注釈や説明なしでよく使われる。

3 スペイン語圏の多くでは、かつて大変なインフレに悩まされていた経験もあって、消費者物価指数は低いに越したことはない、というのが一般の受け止め方である。日本の報道では、デフレ脱却が主要な課題である現状下、2%のインフレ目標を念頭に置いて、消費者物価指数についても、上昇幅が実質的に0.2%に「とどまった」といった言い方がされるので、外国でこの話をする際には、背景説明が必要かもしれない。

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