上図の部位ごとに、以下の通り訳語と若干の説明。
1 ムネ:pechuga柔らかくて、脂肪が少なく、淡泊な味。焼きもの、炒めもの、サラダに使われる。
2 ササミ:solomillo de pollo
胸骨に沿ったところにある、笹の葉形の部位で、柔らかくて脂肪の少ない、淡泊な味。牛や豚で言うヒレに当たる。
3 手羽:ala
ゼラチン質で脂肪が多い部位。煮込み、揚げ物、焼き物に使われる。
4 モモ:muslo
肉質は硬め、タンパク質や脂肪が多い部位。照り焼き、揚げ物等に使われる。いわゆる鶏揚に最も多く使われている。
5 レバー:hígado
肝臓。脂肪が少なく高タンパクで、ビタミンA,B1,B2,鉄分を多く含む。串焼きや煮物、揚げ物、炒めものに使われる。
6 スナギモ:molleja
胃袋の筋肉部分で、コリコリとした食感。タンパク質、ビタミンB2,鉄分を含み、脂肪分は殆どない。串焼き、から揚げ、炒めものに使われる。
7 心臓:corazón
日本ではあまり見かけないが、ブラジルのシュラスコでは欠かせない部位。鶏の心臓を数時間ビールに漬けておき、バーベキューの準備が始まると同時に、長い串にこれを素早く次々に刺して炭火にかけるのは、ブラジルに住んでいた時の私の得意技であった。
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