2015年7月13日月曜日

今日のスペイン語(335)  大人の言い方 仕事の依頼

 私達は、日常の仕事をこなす中で、上司、部下、同僚や顧客とひっきりなしに喋っている。一人前のビジネスマンならば、敢えて意識するまでもなく、その場に適した言い方を使い分けている。本日の例は仕事を依頼する際の表現だが、例文を参考に、日本語と同じような極く自然な使い分けを覚えよう。


1 気軽な依頼(例えば、友人や同僚に
(日本語)頼みごとがあるんだけど。
(スペイン語)Puedes hacerme un favor?


2 少々上から目線の依頼(例えば、上司から部下に)
(日本語)やってもらいたいことがあるんだけど。
スペイン語Hay algo que me gustaría pedirte que hagas.


3 腰を低くした依頼(例えば、部下から上司、他部局や取引相手に)
(日本語)ご面倒でなければお願いしたいことがあるのですが。
スペイン語Me gustaría pedirle un favor si no es molestia.

解説
 ここに記したのは、ほんの一例で、状況に応じて他にもいろいろな依頼の仕方があることは、言うまでもない。さらに、これらの表現の前後には、当然依頼の内容や依頼の背景説明がされるであろう。

2 また、スペイン語の会話では二人称(tú)か三人称(usted)のいずれかを使うが、これは(こちらが有利・不利だとか、相手の機嫌が良い・悪いといった)状況によって使い分けてはいけない。どんな会話でも、どんな表現でも、常に同じ人称を使わないと、人格を疑われるので注意しよう。

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