2015年7月30日木曜日

今日のスペイン語(351) ジョーク:象さんと子ネズミ

 今日のジョークは、動物の話なので、いつてもどこでも政治的にコレクト。尤も、子供向けのジョークである。

(スペイン語)
Un ratoncito sube al ascensor que maneja un elefante.
--¿Qué piso?, pregunta el elefante.
--Mi rabo. Contesta el ratoncito.


(日本語)

子ネズミが、象さんの運転するエレベーターに乗りました。

象さんが「何階にいくの?」と聞いたら、

子ネズミの返事は、「僕の尻尾。」


(解説)
 スペイン語文法初心者用のジョーク。念のため説明すると、象さんが聞いたのは、¿A qué piso vas?であって、ここでpisoは「階」という名詞。でも、体の大きな象さんは、それと知らずに子ネズミの尻尾を踏んでしまっていたので、子ネズミにとって象さんの質問は「僕は何を踏んでるの?」。つまり子ネズミは、“piso”は「pisar(踏む)」という動詞の一人称に聞こえたということ。子ネズミの答えをきちんと書けば、“Me estás pisando el rabo.”になる。

 そういう訳で、このような言葉遊び的なジョークは、その言語においてのみ意味があるので、面白い日本語に訳すのは不可能と心得ておこう。

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