(日本語)
(A)市の大広場で、ある男が「あの馬鹿野郎一人のせいで皆が苦しんでる。奴をぶち殺してやる。」と叫び、直ちに逮捕され秘密警察に連行された。「で、誰を殺すんだ?」と聞かれて、「(B)の野郎だ。我が民族をバカにして制裁を加え、皆が苦しんでる。」 取り調べ官は咳払いして「じゃあ問題なしだ。帰っていいぞ。」 男は出がけに「ところで、誰のことだと思ったのですか?」
(スペイン語)
En la plaza mayor de (A) un hombre gritó"sufrimos todos por culpa de ese imbécil, le voy a matar por malvado."
Fue detenido en el acto y llevado a la policía secreta. Le interrogaron :"¿A quién piensas matar?"
El hombre contestó; "Es el idiota de (B). Se burla de nuestro pueblo, nos impone sanciones, y todos nosotros estamos sufriendo."
El oficial que le interrogaba se aclaró la voz y le dijo: "Entonces no hay problema. Vete.
El pobre hombre le preguntó al oficial a la puerta de salida:
"A propósito, ¿De quién había pensado que se trataba?”
(解説)
1 この取調官は、「この男は、我が国の偉大なる首領様のことを批判したに違いない」と考えた訳だが、体制側の取調官でさえ、国のトップが批判されて当然と思っている、というのがミソである。
2 上記の例文で括弧に入れた都市名や人名は、着せ替え人形と同様、都市名は独裁国家の首都、人名はその国に批判的な国のリーダーであれば、何を入れてもジョークになる。思いを巡らせるだけで、国際情勢の勉強になる。上記の文章で私が念頭においていたのは、A:日本人を拉致したりミサイル・核を開発して一向に反省しない例の国の首都、B:米国大統領である。
ところで、平壌はPyongyang、北京はPekín、モスクワはMoscú、ダマスカスはDamascoと記すので、ご参考まで。
どこで、誰に対して、どの国を題材としてこのジョークをとばすか、慎重に考えることをお薦めする。
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