2015年7月18日土曜日

今日のスペイン語(341)  大人の言い方:依頼を断る

 前回まで、仕事上の依頼や相談をする際の表現を見てきた。これに積極的に応じるならば話は簡単だが、断り方には少々気を遣う必要がある。今日は、断り方表現をいくつか学ぼう。

1 普通に断る
日本語)すみませんが、お手伝いはできません。
(スペイン語)Lo siento, pero no puedo ayudarle.
(解説)ポイントは、ストレートに“No”と言うのではなく、「自分はやってあげたいのだが、自分を取り巻く状況などのために、手伝ってあげられない」という気持ちを出すことである。そこで、“lo siento”と“no puedo”(no quieroではない)が生きてくる。

 
2 より丁寧に断る
(日本語)お手伝いできればいいんだけど。
(スペイン語)Ojalá pudiera ayudarte.
(解説)上記と発想は同じ。“no”という単語を入れないことで、より柔らかくなる。

 
3 返答を先延ばしする
(日本語)あとで返事するよ。
(スペイン語)Ya te responderé.

(日本語)少し考えてから(明日に)返事するよ。
(スペイン語)Déjame pensar y te doy la respuesta (mañana).

(解説)いつ返事するのかをはっきり言う方が丁寧である。また、後ほど返事すると言ったからには、必ず回答をしなければいけない。「即答を避けたのは、ノーということだろう」と当方の意を察して諦めてくれる、などと期待して放っておいてはいけない。

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