(日本語)
日本の北海道にある十勝は、肥沃な農業地帯で、特に良質の牛乳・乳製品産出地域として国際的に高いブランド力を持っている。「十勝」の名がつく商品は、国内でも海外でも大人気である。
最近、韓国で、「十勝」が商標登録に出願され、北海道や帯広市などが韓国特許庁に異議を申し立てる予定であると報道された。万が一韓国で「十勝」が商標登録されると、韓国内で「十勝」の名をつけた本物の十勝産の商品を販売した場合、韓国内で商標権の侵害で罰せられるかもしれない。なお、同じく北海道の地名でありブランド名である日高と釧路は既に韓国で商標登録済みとも報じられている。
他国の地名・ブランド名を横取りして商標登録するという不条理を許すのか否か、韓国当局の常識が問われる問題である。
(スペイン語訳)
“Tokachi”, una fértil región agrícola en
Hokkaido, Japón, goza de buena fama y poder en la marca internacional. En
particular, la leche y los productos lácteos que llevan el nombre de "Tokachi"
son muy populares en Japón y en el
extranjero.
Hay noticias de que recientemente, en Corea del Sur, se presentó el registro de "Tokachi" como marca. Las autoriades japonesas de Hokkaido y la ciudad de Obihiro (capital de la región Tokachi) van a entablar una objeción a la Oficina Coreana de Propiedad Intelectual. Si, por alguna casualidad, se admitiera el registro de marca "Tokachi", la venta de los “auténticos” productos de “Tokachi” japonés podría ser castigada por infracción de derechos surcoreanos de marca. Dicen que “Hidaka” y “Kushiro”, también topónimos de Hokkaido con el poder de la marca, ya están registrados como marca en Corea.
Si las autoridades coreanas permiten la
absurdidad de usurpar y registrar como marca los nombres propios de otros
países, el sentido común de Corea está en tela de juicio.
(解説)
商標とは、商品やサービスにつけるマークのこと。ブランドが確立した会社名や商品名、ロゴがついた製品ならば、消費者は安心して購入できる。逆に、これを他社が真似て偽物を販売すれば、本物の制作者や消費者に多大な被害が及ぶ。そこで、登録した商標の使用を独占し、他人の使用を排除する権利として、商標権が認められている。
法律の話は当事者や政府当局にお任せするとして、「シャンパン」を日本で商標登録して本物のフランス製シャンパン販売者を罰し、偽物の発泡酒を「シャンパン」と称して売りまくって大儲けしよう、と目論むような人は、はたして信頼されるだろうか。既に世界に広く知られブランド力を持つ他国の固有名詞を、自分の商標として登録申請するなど、まともな人間のやることとは思われない。
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