2014年11月30日日曜日

今日のスペイン語(237)  スペイン語のジョーク その4

 またまたスペイン語ジョーク。前回ガリシアに言及したので、ガリシアの出てくるジョークを紹介。

(スペイン語)
  En un pueblo de Galicia están velando a un hombre. Uno de sus amigos se acerca al cajón para darle su último adiós. El hombre del cajón entreabre los ojos y con un hilo de voz le dice:
-      Por favor, Manolo, sácame de aquí que estoy vivo...
Y el otro le responde;
-      ¡Cállate, hombre! Me ha dicho el médico que estás muerto. ¿Vas a saber más que el médico...?


(日本語訳)
 ガリシアの或る村。或る男の通夜で、(故人!!の)友人が、最後の別れを告げるために棺桶に近づいた。棺桶の中にいる男が薄目を開け、か細い声で言うには、
 「マノロ、ここから出してくれ、俺は生きてるんだ...
 友人がこれに答えて、
 「静かにしろよ。医者はお前が死んだって言ってたぜ。お前、医者より賢いつもりかよ?」


(解説)
1 前回説明した通り、ガリシア人は、人を馬鹿にしたジョークの犠牲になることが多い。尤も、ガリシアでは、カスティ-リャやアンダルシアの者がやり玉にあがるのかもしれず、そうであればお互い様だが、何分にもCastellanoのジョークだと、ガリシアは分が悪い。

2 “velar”は、寝ずに番をするという意味の他、カトリックでは、一晩中死者に付き添ってお別れをすることも意味する。日本語にならないので便宜上「通夜」と訳した。

 

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