(日本語)
10月26日、欧州中央銀行は、ユーロ圏の民間銀行130行に対する資産査定とストレステストの結果を発表した。不合格となったのは25行で、欧州銀行監督機構(EBA)によると、イタリアで9行、ギリシャで3行、キプロスでの3行が目立っている他、銀行経営が健全と言われていたドイツでも、1行が不合格となった。
(スペイン語)
El 26 de octubre el Banco Central Europeo
(BCE) presentó el resultado de la evaluación de los activos y de las pruebas de estrés para 130 bancos privados en la zona del Euro. Según la Asociación Bancaria Europea(EBA), de los 25 bancos suspendidos,
destacan Italia con nueve suspendidos, Grecia y Chipre
con tres cada uno. En Alemania, cuya administración bancaria se
consideraba sana, también hay uno suspendido.
(解説)
1 「ストレステスト」は既に日本語になっているが、もともと、モノやシステム設計時の条件を上回る負荷(ストレス)を加えて、その際の安全性・信頼性を評価する手法。例えば原発のストレステストもあるが、リーマン・ショック後に米国の金融規制当局がストレステストを行ってからは、主として金融機関のテストを指すことが多い。具体的には、「経済成長率がマイナス5%」、「通貨相場が10%上昇」、「国債価格が30%下落」等、金融機関に厳しい仮定を設け、その結果として自己資本比率等が基準内に収まるかどうかを判断する。
2 今回のストレステストの結果については、ユーロ圏各紙が詳細に報じているが、130銀行の点数については、例えばEl País紙のページ(http://elpais.com/elpais/2014/10/26/media/1414356009_392338.html)が分かり易い。
3 ストレステストの「不合格」は、学校の試験の成績と同じくsuspendidoが使われる。
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