2014年10月12日日曜日

今日のスペイン語(199)  TPPの交渉分野 その2


 1週間ほど、出張のため新しい話題のアップロードをサボってましたが、本日再開します。失礼しました。TPPの続きです。
 
(2)原産地規則:Normas de origen 

(日本語)
生産のグローバル化が進んだ結果、複数の国にまたがって生産が行われる物品が数多く存在することから、各国の原産地規則がバラバラだと混乱が生じるので、共通のルールが必要である。

そこで、この分野では、各種の産品が、TPP協定により関税の減免の対象となる原産品(締約国で生産された産品)として認められるための基準や証明制度等について議論されている 例えば、非締約国の原材料(糸)を使って製造された完成品(洋服)が締約国の原産品と認められるための条件に関する議論である。


(スペイン語訳)
  Con la globalización más avanzada en la producción de bienes, cada día hay más bienes co-producidos en varios países. En esta situación, si las normas de origen son diferentes en cada país se produce un caos. De ahí la necesidad de reglas comunes.

 Por lo tanto, en este capítulo, se discute sobre los criterios y mecanismos de reconocimiento para que cada mercancía sea reconocida como producto original (producido en el país contratante) y sea objeto de la exención o reducción de derechos aduaneros de acuerdo con el TPP. Por ejemplo, se está negociando las condiciones para que un producto terminado (e.g. una ropa) fabricado en el país contratante, pero con la materia prima (e.g. hilo) de un país no miembro del TPP sea reconocido como bien originario del país contratante.

 
(解説)
 原産地規則は”Normas de origen”の他、”Regla de origen”と呼ばれることもある。

  一見簡単な規則のように思えるが、現在のように製品の作業工程が国際化し、部品や原料生産国、中間材料生産国、完成品生産国等が多様化している世の中では、非常に精緻なルール作りが求められる。報道では、例えばベトナムが中国製の安い糸を使って洋服を作った場合の取り扱い等が議論されている由である。

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