1 “No estoy de acuerdo con lo que dices, pero defenderé hasta
la muerte tu derecho a expresarlo.”
「君の言うことには反対だが、君がそれを言う権利は命を懸けても守る。」
(注)18世紀に活躍したフランスの哲学者ヴォルテール(Voltaire)の有名な言葉。なお、フランス語のオリジナルは次のとおり。
"Je ne suis pas d’accord
avec ce que vous dites, mais je me battrai jusqu’à la mort pour que vous ayez
le droit de le dire."
2 “Si la libertad significa
algo, es el derecho a decir lo que la gente no quiere oír.”
「自由に何らかの意味があるならば、それは、人が聞きたくないことを言う権利のことだ。」
“If
liberty means anything at all, it means the right to tell people what they do
not want to hear.”
3 引用句ではないが、コンドリーザ・ライス元米国務長官が、かつて議会証言の中で、タウン・スクェア・テスト(Town Square Test)というコンセプトを引用していたが、これがなかなか感動的だったのでメモしておいたのを思い出した。旧ソ連反体制派のNatan Sharanskyが作った言葉。彼の表現をそのまま使わせてもらうと、
“If a person cannot walk into
the middle of the town square and express his or her views without fear of
arrest, imprisonment, or physical harm, then that person is living in a fear
society, not a free society.” (The Case
for Democracy (2004))
実によくできた民主主義・表現の自由のリトマス試験紙と思うが、冒頭の事件が示すように、一歩でも日本の外に出たら、このテストは控えるのが無難である。(もっとも、上記の1や2をスペイン語で叫ぶ程度なら大丈夫かもしれない。例の国では通じないので。)
“Town Square Test”のスペイン語訳は見たことがないが、“Prueba de la Plaza Pública”とでも訳すのだろうか。その上で丁寧に内容を説明する必要はあるだろう。なお、表現の自由は”libertad de expresión”。
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