2014年9月20日土曜日

今日のスペイン語(183)  イグ・ノーベル賞

 毎年、10月のノーベル賞発表に先立って、知る人ぞ知るイグ・ノーベル賞の授賞式が行われる。創造能力、技術力とユーモアが高く評価され、毎年のように日本人が賞を受けているが、今年も北里大学がその栄誉を得ることとなった。

(日本語)
 9月18日、ハーバード大学で2014年「イグ・ノーベル賞」の授賞式が行われ、北里大学のチームが、バナナの皮を踏むと滑りやすい理由を科学的に解明した功績により、物理学賞を受賞した。

イグ・ノーベル賞は、「人を笑わせ、そして考えさせる」科学上の成果に与えられる国際的な賞で、日本人のイグ・ノーベル賞受賞は8年連続となる。

(スペイン語訳)
 El 18 de septiembre, en la ceremonia de la entrega del  "Premio Ig Nobel” de 2014 celebrada en la Universidad de Harvard, el equipo japonés de la Universidad Kitasato fue galardonado con el premio de física por el logro de haber aclarado científicamente por qué la cáscara del plátano es resbaladiza.

El Premio Ig Nobel es un premio internacional otorgado a logros científicos que “primero hacen reír a la gente y luego hacen pensar”.  Los japoneses han recibido los premios por ocho años consecutivos.


(解説)
1 イグ・ノーベル(Ig Nobel)とは英語のignoble(不名誉な、恥ずべき)とNobel Prizeをひっかけたパロディアスな名称で、1991年に創設された賞。授賞式がハーバード大学で行われることもあって、事情通の間では、隠れた人気を誇っている。

2 日本人受賞者の多さは尋常ではなく、今回の受賞で20回目。有名な(?)ところでは、カラオケ、犬語の翻訳機「バウリンガル」、お喋り者を黙らせる「スピーチジャマー」の発明等。

3 今年の授賞で他に面白かったのは、トナカイが、シロクマに変装した人間を見た時の反応を調べたノルウェー人チームに贈られた北極科学賞。

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