2014年4月20日日曜日

今日のスペイン語(31)  スペイン・ワイン用語 その1

  
 スペイン・ワインを楽しむためのスペイン語をかじってみよう。初日は、スペイン・ワインの種類

1 赤(tinto白(blancoロゼ(rosadoまたはclarete)。どこの国でもあるワインの定番。これに加えて、スペインならではのワインが随分あるので、是非覚えて、試してみたい。

2 カバ(cava。19世紀にスペインの醸造家がフランスのシャンパーニュで学んだ製法で(しかしブドウはカタルーニャ地方のペネデス地方原産を使って)作ったスパークリング・ワイン(vino espumoso)。殆どはカタルーニャ地方で作られている。最近、日本のワインショップでよく見かけるようになってきたので、その美味をご承知の方も既に沢山いる筈。

3 シェリー(ヘレス。Jerezもスペインのワイン。英語のSherryは、スペイン語のヘレス(Jerez)が訛ったもの。主要な産地であるスペイン南部アンダルシア地方のJerez de la Frontera市がその名の由来。古いスペイン語表記のXeres(昔はシェレスと発音していたらしい)と書かれることもある。ヘレスの一種だがヘレス市近くのSanlúcar de Barramdedaで作られるマンサニーリャ(Manzanillaは、どこか潮の味わいを感じさせる心地よい飲み口。

4 マラガ(Málagaは、その名の通りアンダルシアのマラガ地方で作られる、甘口ワイン。デザートワインとして有名。
                                                     
5 モスト(mostoは、ワインを作る際にブドウを破砕した段階で出来るブドウ液。ワインに見えるけれど発酵していないのでノン・アルコール。未成年でも飲めるブドウジュースといったところ。ただし、出来立てのモストには炭酸ガスが溜まっているおり、モストの瓶を室内に置いておくと、夜中に爆音とともにコルクが飛び出すことがあるので要注意。

6 サングリア(sangríaという名も、日本でよく知られている。ワインそのものではない。赤ワインに砂糖やオレンジ等を混ぜた、口当たりのよい飲み物。決して良いワインを使ってはならない。

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