(スペイン語)“Desaparece uno de
los grandes escritores del siglo XX. El narrador y periodista colombiano,
ganador del Nobel en 1982, fue el creador de obras clásicas como 'Cien años de
soledad', 'El amor en los tiempos del cólera', 'El coronel no tiene quien le
escriba', 'El otoño del patriarca' y 'Crónica de una muerte anunciada'. Nació
en Aracataca el 6 de marzo de 1927 y fue el artífice de un territorio eterno
llamado Macondo donde conviven imaginación, realidad, mito, sueño y deseo. Con
él la literatura abrió rutas maravillosas. Fue uno de los protagonistas de la
universalización del 'boom' de la novela hispanoamericana.”(4月18日El Paísウェブ版)
(日本語訳)20世紀の最も偉大な作家が一人逝ってしまった。コロンビア生まれのナレーターであり、記者であり、1982年ノーベル賞受賞者である彼は、「百年の孤独」、「コレラの時代の愛」、「大佐に手紙は来ない」、「族長の秋」、「予告された殺人の記録」といった古典的作品の創作者であった。1927年3月6日、アラカタカに生まれ、空想と現実、伝説、夢、欲望が混在する「マコンド」と呼ばれる永遠の世界を作り出した。彼は文学というものに素晴らしい道を開いた。イスパノアメリカ文学ブームを世界中に広げた立役者の一人であった。
(解説) 日本のスペイン語学習者ならば必ず知っている、1冊位は著作を読んだことがある、それ程著名な作家だった。彼の幻想的な物語に魅せられてスペイン語文学に引き込まれた人も多いに違いない。但し、長編が多くて、1冊全部読み切るのに相当な時日を要するのが大変な作家だった。
私も書籍や映画で、いくつかのガルシア・マルケス作品にどっぷりと浸かってきた。尤も、最初に読んだのは「戒厳令下チリ潜入記」(La Aventura de Miguel Littin en
Clandestino en Chile、映画監督のリッティン氏がピノチェト独裁政権下のチリに潜入して活動した際の記録)で、記者らしい記述振りだった。後日、幻想文学と呼ばれる彼の諸作品を読んで、同じ作家が百年の孤独のような不思議な空間を見事に描写していることを知ったのは驚きだった。
なお、あの有名な宮崎県の麦焼酎「百年の孤独」は、ガルシア・マルケスの作品にちなんで命名された、と聞いたことがある。どなたかそのあたりの事情をご存じだろうか。
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