2014年4月7日月曜日

今日のスペイン語(18)  原子力規制委員会と原発

 今日は原子力規制委員会の川内原発再開調査開始についてのニュース。

―「今月3日、原子力規制委員会は鹿児島県の九州電力川内(せんだい)原子力発電所の現地調査を開始した。3日には島崎邦彦委員と職員14名が同原発施設を訪れた。この調査の目的は、同原発の地震・津波対策が出来ているか否かを確認することである。規制庁は4月中に調査の結論を付した報告書を作成し、技術的な観点からの見解を広く募ることとなる。
 現在審査中の10原発の中で、川内原発は最初に政府の安全審査を終えるものと目されている。」

(スペイン語訳)“El día 3 de este mes, la Autoridad de Regulación Nuclear comenzó una inspección in situ en la central nuclear de Sendai de la Compañía de Electricidad, prefectura de Kagoshima. El comisionado Kunihiko Shimazaki y otros 14 miembros de la Autoridad visitaron las instalaciones. La finalidad de la inspección es confirmar si la central está preparada ante posibles terremotos y tsunamis.
  
La Autoridad elaborará un informe con las conclusiones de la inspección en abril y solicitará opiniones técnicas a varias fuentes.
  De entre las 10 centrales nucleares que están siendo sometidas a las inspecciones, está previsto que la planta de Sendai sea la primera en superar las comprobaciones de seguridad del Gobierno.”

(解説)
・原子力規制委員会は”la Autoridad de Regulación Nuclear”。委員会のホームページにあった英語訳”Nuclear Regulation Authority”を私がそのままスペイン語にしたもの。

in situ:「現場で(の)」を意味するラテン語。だから”inspección in situ”は現地調査。スペイン語でも英語でも、堅い文書には時々ラテン語の成句が現れるので、いくつか覚えておくと良い。デ・ファクト(de facto。事実上(の))、シネクワノン(sine qua non。必要条件)など、たまに日本語でも使われるのはご存じのとおり。
・原子力発電所は”central nuclear”

・「津波」は、かなり昔からスペイン語でも”tsunami”として知られている。この記事を書くにあたって念のため調べてみたら、スペイン王立アカデミー(Real Academia Española)の辞書にも載っていた。意味は、「海底地震または海底火山の噴火により引き起こされる巨大な波」“Ola gigantesca producida por un maremoto o una erupción volcánica en el fondo del mar”。

0 件のコメント:

コメントを投稿