(スペイン語)”Coincidiendo con la fecha de(l)
fallecimiento de William Shakespeare y Miguel de Cervantes, la UNESCO celebra
cada 23 de abril el Día Mundial del Libro y del Derecho de Autor(,) con
el objetivo de promover la lectura, la industria editorial y la protección de
la propiedad intelectual”(ユネスコHPの解説文。 なお、上記文章中の括弧内は、原文では文法上少々おかしいと考えて私が勝手に付したもの。)
1 まず、セルバンテス(Miguel de Cervantes)とシェイクスピア(William Shakespeare)の命日。二人とも1616年の4月23日に亡くなったと言われている。スペイン文学の巨星セルバンテスにちなんで、スペインでは1930年から、この日は「本の日」(Día del Libro)とされてきた。
2 この日はまた、「聖ジョルディの日」(スペイン語でDía de San Jorge。カタルーニャ語ではDiada de Sant Jordi)でもある。カタルーニャの守護聖人である聖ジョルディは、4世紀に殉教した聖人で、他の国では聖ゲオルギオスと呼ばれている。私の住んでいたマドリードでも、多くの人が何故かカタルーニャ語のまま「サン・ジョルディ」と発音していた。
San Jordiの日には、親しい間柄の男女が本とバラをそれぞれ贈り合うのが風習。(男性から女性にバラ、女性から男性に本。)
3 4月23日は、スペイン語文学界で最高の賞とされる、いわゆる”Premio Miguel de Cervantes”の授賞日。この賞の正式名称は、”Premio de Literatura en Lengua Castellana Miguel
de Cervantes”。国王臨席の下、マドリード近郊のアルカラ・デ・エナーレス大学において厳かな授賞式典が執り行われる。かつての受賞者リストには、Jorge Luis Borges(1979)、 Octavio Paz(1981)、 Mario Vargas Llosa(1994)、Camilo José Cela(1995) をはじめとする、スペイン語文学界における綺羅星のような人達が名を連ねている。
4 最後に、ユネスコ(UNESCO)が1995年の総会で「世界の書籍及び著述家の権利の日」(Día Mundial del Libro y del Derecho de Autor)と認定した日でもある。
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