(スペイン語)
El
calendario marca el 15 de agosto como fiesta en todo el territorio español. Es
la fecha elegida por la Iglesia Católica para celebrar la Asunción de la
Virgen María, la creencia de la tradición católica de que el cuerpo y el
alma de la Virgen María ascendieron al cielo tras su muerte. No debe
confundirse la Asunción de María con la Ascensión, que se refiere a la
ascensión a los cielos del propio Jesucristo.(http://www.manuales.com/manual-de/festividad-15-de-agosto-en-espana-que-se-celebra)
(日本語)
暦の上で8月15日は、スペイン全土で祭日とされている。聖母マリアの身体と魂が死後に昇天したという伝統的な信仰、即ち聖母マリアの昇天を祝うため、カトリック教会が選んだ日付である。このマリアの昇天とイエス・キリスト自身の昇天を混同してはならない。
(解説)
1 古くから、聖母マリアは8月15日に天に上ったと信じられていたが、これが正式にカトリック教会の教義(dogma)になったのは、何と1950年、教皇ピオ12世の下でのことであった。なお、上記のスペイン語では聖母の「死後」とあるが、一般には亡くなって昇天したとは思われていない。下記2の絵画は全て、生きた聖母が天に昇る構図である。2 カトリック諸国の教会や美術館にいくと、聖母被昇天の絵画を目にすることが多い。ムリジョ(Bartolomé Esteban Murillo)やグレコ(El Greco)のLa Asunción de la Virgenは特に良く知られている。
3 ちなみに、パラグアイの首都は、聖母被昇天にちなんでAsunciónと名付けられ、1537年の8月15日に創設された。また1549年に日本でのキリスト教布教を目指してフランシスコ・ザビエルが鹿児島に到着したのも8月15日。カトリック教徒にとってはとても大事な祝日なのだ。
4 一方、イエス・キリストが天に上ったのは、イースターで知られる復活の日から40日後。スペイン語の名称もAscensiónと、聖母マリアのAsunciónに似ているので、注意しよう。また、聖母マリアの方は日本語で「被」昇天とされている。これは、聖母マリアが自分の意思で天に上ったのではなく、「上げられた」という表現(スペイン語では“La Madre de Dios ...fue elevada en cuerpo y alma a la gloria celestial.”)を忠実に訳し、受動形で表現したためと思う。
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