2015年8月10日月曜日

今日のスペイン語(364) ジョーク:最後の願い

 昔は、お医者さんには絶対的な権威があって、医者を疑うような事態は、考えられなかった。今ではどうだろうか。

(スペイン語)
 El pobre viejo estaba moribundo y el médico decidió contarle la verdad.
--Está usted muy enfermo –le dijo. Creo que es mejor que lo sepa usted. Ahora, dígame: ¿hay alguien a quien desea ver antes de morir ?
 El paciente respondió, aunque muy débilmente:
--Sí, me gustaría ver a otro médico.


(日本語)
 死に瀕する哀れな老人に、医師は真実を伝えることにした。
 医師:「あなたの病気は非常に重いのです。あなたが知っておくのが良いと考えました。亡くなる前に会いたい方がいれば、言ってください。」
 患者は、蚊の鳴くような声で、「別のお医者さんを


(解説)
 現在では、どんな病気でも、セカンドオピニオンを求めるのは常識になっていて、最初に診察してもらった医師の言うことを鵜呑みにしないのが常識となっている。このジョークでは、患者がこの医師を信頼していないのはわかるが、医師がヤブなのか、患者の生存の意思がとても強いのか、そこまではわからない。

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