2015年8月20日木曜日

今日のスペイン語(375) ジョーク:視力検査

 日本とは全然関係ない徴兵制だが、かつてスペインに徴兵制があった頃の話。若者達は小さな反抗を試みていたらしい。今日はそんな小話を一つ。


(スペイン語)
 En el examen médico para el servicio militar, el comandante pregunta a Santiago:
--¿Tiene usted algo que alegar?
--Sí, señor comandante; soy miope.
--Demuéstremelo.
--¿Ve usted aquel clavo que hay en la pared?
--Sí.
--Pues yo no lo veo.

(日本語訳)
 徴兵検査の場で、少佐がサンティアゴに、
「何か申告すべきことはあるかな?」
 サンティアゴの返答は、「はい、少佐殿。私は近視なのです。」
証拠を示してもらおう。
「あの壁にささっている釘が見えますか?」
「見えるよ。」
「私には見えません。」


(解説)
1 “alegar”は、何らかの要望を持って申し立てを行うという意味。サンティアゴは、目が悪いといって徴兵(といっても2年間)試験にわざと落ちたいのである。この程度の仕掛けでは、申し立ては認められかったと思うが...

2 “demostrar”は、一般に何かを「見せて示す」という他、ここでは何らかの証拠を以て、主張や意見を「立証」するという意味。

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