2015年8月2日日曜日

今日のスペイン語(355) ジョーク:自信家

 今日は、外国語を学ばないと、まわりが困るということを説いた(つもりの)ジョーク。

(スペイン語)
 Un individuo muy seguro de sí mismo fue a Alemania. A la vuelta, un amigo le preguntó:
--¿Has tenido dificultad con el idioma?
--Yo, ninguna...  Los alemanes, sí que las han tenido para entenderse conmigo.

(日本語)
大変な自信家の男がドイツに旅をした。
帰国後に友人が「ドイツ語で苦労しなかったかい?」と聞いたところ、
「僕は全然苦労なしさ。その代わり、ドイツの連中は、僕と意思疎通するのに苦労していたね。」

(解説)
1 このジョークはスペインで聞いたので、ドイツでもスペイン語で通すという自信家はスペイン人だが、私の経験上、英米やフランスの人達に、このタイプが多いようだ。

なお、一昨年ニューヨークに出張した際、JFK空港に到着、滞在、出発するまでの2日間、試しに、仕事(会議)を除いて、すべてスペイン語で通してみたが、私もニューヨークの皆さんも、意思疎通に全く苦労しなかったことに驚いた。

2 “seguro de sí mismo”のseguroは「信頼できる、信用のある」。したがって、自分を信頼している、即ち「自分に自信を持っている」という意味。

3 “el idioma”は、定冠詞が付いていることから、一般的に言語或いは外国語ではない。ドイツ旅行の話をしているのだから、当然に特定される言語、即ちドイツ語のことである。

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