2014年5月13日火曜日

今日のスペイン語(56)  和食文化と無形文化遺産 その1


今や、どの国へ行っても和食が大人気。昨年には、和食文化がユネスコの無形文化遺産リストに登録され、ますます追い風が吹いている。今日は先ず、無形文化遺産とは何か、について。

(日本語) 2013年12月4日,アゼルバイジャンの首都バクー市で開催中のユネスコ無形文化遺産保護条約第8政府間委員会において,我が国が提案した「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産リストに記載されることが決定された。

(スペイン語)“El pasado 4 de diciembre de 2013 la UNESCO decidió en su 8.º Comité Intergubernamental celebrado en Baku, capital de Azerbaiyán, incluir “Washoku” – cultura de las tradiciones culinarias de los japoneses en la lista del Patrimonio Cultural Inmaterial de la Humanidad.


姫路城や白神山地が世界遺産に登録されて久しいが、これら「有形」の遺産とは異なる「無形」の文化遺産とは何か。「無形文化遺産の保護に関する条約」の第2条第1項は次の通り定義している。


スペイン語)“Se entiende por “patrimonio cultural inmaterial” los usos, representaciones, expresiones, conocimientos y técnicas – junto con los instrumentos, objetos, artefactos y espacios culturales que les son inherentes - que las comunidades, los grupos y en algunos casos los individuos reconozcan como parte integrante de su patrimonio cultural.

(日本語訳) 無形文化遺産とは、慣習、描写、表現、知識及び技術並びにそれらに関連する器具、物品、加工品及び文化的空間であって、社会、集団及び場合によっては個人が自己の文化遺産の一部として認めるものをいう。

(解説) これだけではよく分からないので、同じく第2項には、例示として、(a)口承による伝統及び表現、(b)芸能、(c)社会的慣習、儀式及び祭礼行事、(d)自然及び万物に関する知識及び慣習が掲げられている。

 今日はここまで。次回をお楽しみに。

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